アキャルックス

アキャルックス®点滴静注とレーザ光照射による治療を受ける患者さん・ご家族の皆さま

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注意すべき副作用

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注意すべき副作用

出血

がんが血管まで広がっていない場合でも、がんの周りの細胞が死滅することで血管に影響が及ぶことがあります。その結果、治療した部分やその周りにある血管から出血する場合があります。命に関わることもあるため、注意が必要です。

舌の腫脹(腫れ)・のどの浮腫(むくみ)

本治療では、レーザ光を当てるために針を刺したり、レーザ光によりがん細胞が死滅したりすることから、治療した部分やその周囲の針を刺した部分が腫れたり、むくんだりする可能性があります。
舌の腫れやのどのむくみが起こると、食べ物や飲み物がのみこみにくくなったり、息がしづらくなったりします。

インフュージョンリアクション

アキャルックス®を点滴投与した後24時間以内に過敏症やアレルギーのような症状があらわれることがあります。
具体的な症状として、寒気、発熱、めまい、気管支けいれん、じんましん、低血圧、意識の消失、ショック、胸痛(急に胸を強く押さえつけられた感じ、息苦しさ)などがあり、これらの症状があらわれた場合にはただちに主治医や看護師、薬剤師に連絡してください。

瘻孔<ろうこう>、皮膚・粘膜の潰瘍<かいよう>や壊死<えし>

レーザ光をあてたところに、瘻孔(組織に穴があいた状態、組織が欠損した状態、骨が露出した状態)、皮膚や粘膜の潰瘍(穴ができた状態)、皮膚や粘膜の壊死(黒みがかった茶色に変化してはがれおちた状態、黄色〜黒色に変色した状態)などがあらわれる場合があります。瘻孔や潰瘍では症状がある部分に痛みを伴い、壊死では症状がある部分の感覚がなくなります。

光線過敏症

アキャルックス®には光に反応する色素が入っています。そのため、強い光が皮膚や眼に当たると、皮膚が赤くなったり、皮膚や眼に痛みが起こったりする可能性があります。光線過敏症を予防するために、アキャルックス®投与後の一定期間は直射日光に当たらないようにする必要があります。
光線過敏症を防ぐ方法はこちらに記載してありますのでご一読いただき、光に当たらないように注意してください。

皮膚障害

アキャルックス®が結合するタンパク質(EGFR)は正常な皮膚細胞にも存在するため、アキャルックス®が反応して肌が発赤したり、皮疹(ぶつぶつ)ができたりする可能性があります。

痛み

本治療では、レーザ光を当てるために針を刺したり、レーザ光によりがん細胞が死滅したりすることから、治療した部分に痛みが生じる可能性があります。

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